- 三十一歳から三十九歳までの間は、持咒行を中心とする段階。
- 三十三歳より四十八歳にかけての間は、礼懺行を中心とする段階。
- 四十九歳より終身までは、専ら念仏行に没頭していた段階である。
彼の礼懺行為については、すでに紹介したが、次に智旭の持咒行為について述べたい。同じく年代順によって、資料を整理、図示すると、次のようになる。
歳年 | 咒名 | 持咒遍数 | 持咒目的 | 資料根拠 |
31歳(1629) | 地蔵滅定業真言 | 百万 | 願正法復興。 | 持咒先白文\宗論一ノ一巻八頁 |
観音霊感真言 | 十万 | |||
七仏滅罪真言 | 十万 | |||
薬師潅頂真言 | 十万 | |||
往生浄土真言 | 十万 | |||
大悲咒 | 十万 | |||
諸部咒品 | 二万三千一百 | 為亡母追善。 | 為母発願回向文\宗論一ノ一巻一〇頁 | |
準提咒 | 百五十万 | 為毘尼実義、修治大蔵、無辺法門。 | 持準提咒願文\宗論一ノ一巻一一頁 | |
大悲咒 | 十万 | 為断惡業。 | 宗論一ノ一巻一二頁 |