明代の奄蘧大祐(一三
順位 祖名 書名楽邦文類仏祖廬山蓮宗宝鑑浄土指帰集生無生論註蓮宗九祖伝略十宗略説
初祖慧遠慧遠慧遠慧遠慧遠慧遠慧遠
二祖善導善導曇鸞善導善導善導善導
三祖法照承遠智顗承遠承遠承遠承遠
四祖少康法照善導法照法照法照法照
五祖省常少康法照少康少康少康少康
六祖宗賾延寿少康延寿延寿延寿延寿
七祖省常省常省常省常省常省常
八祖宗賾宗賾祩宏宗賾
九祖延寿省菴祩宏
十祖遵式省菴
宗坦
宗主
三四―一四〇七)撰、『浄土指帰集』巻上は、蓮社八祖を立て、明末の正寂撰、『浄土生無生論証』は七祖を立てている。清代には悟開撰、『蓮宗九祖伝略』(一八二四)があり、湯仁山(一八三九ー一九一一)撰、『十宗略説』には十祖がある。さらに現在の中国においては、一部に十三祖伝統説が行われているけれども、智旭を蓮宗九祖とする叙述はみえていない。小笠原宣秀博士は、「清代彭希沫撰、『浄土聖賢録』ほ智旭を蓮社第九祖としてい(16)。」といっているが、『浄土聖賢録』を精査したところでも、具体的な証拠は見出せなかった。以上、蓮社祖師に関する著作を表示する⿀¨檀¡図の如くになる。